2004年11月11日

THE YELLOW MONKEYベスト盤の選曲について

このたび正式に解散を発表したイエローモンキーの、2枚組(初回は3枚組)ベストアルバムの収録曲が発表された(→参照)。初回限定でついてくる、カップリング曲集のDISC3を除いた2枚について、選ばれた曲を収録アルバム別にみてみると、
1st 夜行性のかたつむりと〜=1曲(This Is For You)
2nd 未公開のエクスペリエンス〜=1曲(Suck of Life)
3rd juguar hard pain=1曲(★悲しきAsian Boy)
4th Smile=2曲(★嘆くなり我が夜のFantasy、★熱帯夜)
5th FOUR SEASONS=3曲(Tactics、空の青と本当の気持ち、Father)
6th SICKS=7曲(★楽園、TVのシンガー、HOTEL宇宙船、花吹雪、天国旅行、創生児、人生の終わり)
7th PUNCH DRUNKARD=3曲(★球根、★BURN、★LOVE LOVE SHOW) 
Live SO ALIVE=1曲(真珠色の革命時代)
8th 8=2曲(カナリヤ、★パール)
シングルのみ収録=6曲(※Nai、★SPARK、★JAM、※Lovers On Backstreet、※夜明けのスキャット、★So Young)

★=シングル表題曲 ※=カップリング曲
となる。ちなみに収録されなかったシングル表題曲は、
Romantist Taste、アバンギャルドで行こうよ、Love Communication、追憶のマーメイド、太陽が燃えている、離れるな、MY WINDING ROAD、バラ色の日々、聖なる海とサンシャイン、SHOCK HEARTS、BRILLIANT WORLD、プライマル。
うーん、イエモンの場合、アルバム1枚ごとのカラーがわりとはっきりと打ち出されている上に、名曲やライヴの定番曲も多いので、2枚にまとめるというのは難しいとは思うのだけど(多分自分がCD2枚分選べ、と言われてもかなり悩ましいと思う)、それにしても、ヒットシングルやライヴの定番曲でわかりやすく固めたわけでもないし、コアなファンが喜ぶようなマニアックな名曲を押さえているというわけでもない、方向性のはっきりしない選曲だ。

とりあえず、初期のアルバムは完全に軽視されている。「FOUR SEASONS」までの曲を網羅したベスト盤「TRIAD YEARS actI」「同 actII」があるから、ということだろうか?でもそれにしてはTRIAD時代からの選曲は「This Is For You」「真珠色の革命時代」「Tactics」を除いて10曲は「TRIAD YEARS」と被っている。

そして、もし上記のような理由で初期の曲が軽視されているのだとしても、後期のファンハウス時代からの選曲もやっぱり腑に落ちない。なんといっても、「SICKS」に収録された13曲のなかから過半数の7曲も選ばれている!逆に「PUNCH DRUNKARD」からはシングル曲しか選ばれていないし、「8」もほとんど無視に近い。これまで出たベスト盤「TRIAD YAERS」2枚と、後期のシングル曲を収めた「GOLDEN YEARS」ではフォローされていない、後期のアルバム曲をフォローしよう、という感じでもないみたいだ。

解散にあたっての"究極のベストアルバム"と謳うには少し寂しい内容だ。イエモン史を語るうえで外せない"ジャガー"を象徴する「SECOND CRY」や、"あの"長い長いパンチドランカーツアーで毎回オープニングを飾った「パンチドランカー」あたりは入ってくると思っていたし、ライヴではほぼ必ず演奏された「Rock Star」や、ポップサイドの名曲「太陽が燃えている」が外されているのも寂しい。それにカップリング曲が収録されるのなら、「O.K.」を入れてほしかったなあ。

まあ、1万人のファンがいれば1万人分の"あれが入ってない!"があるだろうから、言っても詮無いのだけど。とはいえ、最大公約数的な選曲でもないし、入門編ともいいがたい、微妙な選曲であるのは確か。やっぱり「SICKS」から7曲というのがバランス悪い要因でしょう。メンバー自身による選曲とあるけど、ほんとかな。だとすれば、やはり彼らにとって最も満足度の高い特別な作品は「SICKS」であり、ほかの作品はさて置いてでも、このアルバムをマスターピースとして残したい、という思いがあるのかしら。だったらぼくはこのベスト盤よりも、あの素晴らしい「SICKS」を聴き返そう。何度でも何度でも、いつまでも聴き返そう。


posted by TSUKASA at 22:28| Comment(1) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>>> だったらぼくはこのベスト盤よりも、あの素晴らしい「SICKS」を聴き返そう。何度でも何度でも、いつまでも聴き返そう。

感動して泣きました。ありがとうございます。
Posted by at at 2007年11月13日 00:15
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