2005年07月14日

志村貴子「放浪息子」

放浪息子ガルシアの首さんに「TSUKASAさんなら嵌まるんじゃないかな」とお薦めされていた「放浪息子」を読んだんですがこれはおもしれー。漫画好きの皆さんにとっては何を今更なんでしょうが。1巻2巻は普通に面白かったんですけど話が大きく展開する3巻がもうベタ嵌まりで。っていうかガルシアさんに完全に見抜かれていますね。うーん、罪な作品を薦めてくれたものだ。そのわりに薦めてくれた当のご本人はしゃらくせえとのたまわれていたりするのだが(笑)。そのガルシアさんの感想はここ

んで、ええとね、自分はとりあえずトランスジェンダーの部分よりも、純粋に「子供と性」であるとか、あとは「子供が自分という存在が他者を傷つけることがあるということを知っていく過程」というか。両方とも大人になるということですけど。そういう話として楽しめました。そういう意味で3巻とかもうたまりませんでしたけど。だから「少年少女の思春期物語」といわれても、さほど違和感は感じなかったかな。

まあ確かに少年性が希薄だと言われればそうなんだけども、おれはむしろ「さくらの唄」のようないわゆる男くさい青春像のほうがファンタジーとして読めてしまうし(主人公の自意識の抱え方は圧倒的にリアルで怖いぐらいだったけど)、だからこそああいう青春像に憧れてしまったりもするんですよねー。まあ、人より繊細で傷つきやすいゆえに人と違う特別な僕、なんつー青い自意識過剰もまた思春期ならではなわけで。おれにもそんな恥ずかしい年齢があったことは否定できないわけでねえ。あと、ちなみにおれは何度か普通に夢精したことあります(普通に夢精ってなんだよ)。まあ精通は自力開通でしたけどね。ってなにを情報公開しているんだおれは。

ていうかトランスジェンダー云々の話は確かに(これだけ引きのいいテーマとして据えられていながら)現時点でまだまったく掘り下げられているように思えないので(だからこそ↑のように普通に「子供の成長物語」として読んでしまったわけで)、そこはまだ先を見てみないとわからないな。てか、そこはむしろどうでもよくなっているおれは読み方間違っているのでしょうか。どうしてもトランスジェンダーの話だと読めないんだけど。まあ、この続きぜんぜん知らんけど、4巻で修一くんもオナニーぐらいするでしょう。するはずだ。ていうか、しなきゃだめだっ(力説)。そこで次の展開だと思うんですよね。それがないと話進まないでしょう。んでもっとドロドロしていってほしいですね。期待。

で、こんなドロドロした話なのに全然重くないのがいいですね。これが榎本ナリコなら既にリストカットのひとつもしてると思うんですよ(って、おれは榎本ナリコ好きですけどね!それこそ「スカート」とか何回も読み返しちゃうぐらい大好きだし)。この人はこんなテーマなのになぜこんなにも小学6年生を小学6年生らしく描けてしまうのでしょう。そして出てくるキャラクターが脇役も含めてみんないい。子供も大人もそれぞれに魅力的だ。で、この漫画にベタ嵌まりしていることを告白している時点である程度自分の恥ずかしい内面を曝け出しているようなものだし、その上どのキャラにとりわけ感情移入しているか、なんつーことを開陳し出したりなんかしたらさらにその恥ずかしさがバレてしまうと思うのだが、おれは修一くんよりもむしろ、高槻さんにやられているのかもしれないと思った。あー恥ずかしい。

さて次はまこりんさんに薦められた「残酷な神が支配する」を読むのだ。萩尾望都は「恐るべき子供たち」しか読んだことないんですがそれ以上に濃いということで楽しみです。ていうか自分で自分をどんどん追い込んでいるような気がします。


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2005年07月13日

Destiny's Child 「Survivor」

Survivor前作「Writing's on the wall」リリース後、ゴタゴタの末ラタヴィアとラトーヤを追放、新メンバーとしてミシェルとファラを加えるも5ヶ月でファラもクビにして3人組になったデスチャの3rd。そんな泥沼状態にあっても映画「Charlie's Angels」主題歌の「Independent Women Part I」が全米チャート11週連続1位の大ヒット、続くタイトル曲「Survivor」では「あなたたちがいなくなっても私たちは大ヒットを飛ばして、前よりリッチになって生き残ったわ」と前メンバーへのイヤミをポップに歌い上げてこれまた大ヒットと、まさに無敵状態のデスチャ。本作もその逞しさと勢いを反映したパワフルな仕上がりになっている。

前半に固められたアップテンポナンバーでは、前作からの一連のヒットシングルでも既に耳を引きつけられるものがあった複雑でスリリングなボーカルアレンジとコーラスワークがさらに進化。トラック云々よりもまずボーカルアレンジの特異さと巧みさに聴き入ってしまう。ビヨンセのソロとコーラスが、そしてボーカルのグルーヴとトラックのグルーヴが、ズレたりピタッと一致したりを頻繁に繰り返すことによって生まれるこのうねりのような快感は、ちょっと言葉では表現しがたい。良くも悪くもビヨンセの才能が際立っているアルバムだが、グループであることの利点をボーカルアレンジの過激さという形で生かし切っているとも言える。ラジカルなボーカルアレンジと美しいコーラス、そしてポップなフックを同時に成立させてしまう巧みさが光っている。

それにしてもヒットシングルを立て続けに並べ、ぐいぐい持っていかれる前半のパワーはちょっとすごい。「Independent Women Part I」からしてサビの畳み掛けのような曲で、「♪I've bought it」とか「♪Throw your hands up at me」とか一緒に歌いたくなってしまうし、「Survivor」もパワフルなビヨンセのボーカルとバックコーラス、そして高速でチキチキとビートを刻むリズムトラックの絶妙なグルーヴのズレが生み出すうねりにちょっとクラクラしてしまう。Stevie Nicks「Edge Of Seventeen」のギターをサンプリングしたファンクロッキンな「Bootylicious」も文句なし。これはPVも三者三様に魅力的に撮れていてよかった。デスチャのPVでは一番好きかも(ちなみにビヨンセもこのPVが一番可愛い!)。「Nasty Girl」はしゃっくりみたいにギクシャクしたアクセントが癖になるし、めくるめく魅惑的なコーラスワークに呑み込まれそうな「Fancy」、トラックとコーラスの一定のビートの中を早口のソロが自在に泳ぎ回る「Apple Pie A La Mode」、複雑な不協和音コーラスに幻惑される「Sexy Daddy」とまったく耳を離させない。

反面、後半のスローナンバー攻めは前作同様やっぱり、しょっぱい。The Bee Geesのカバー「Emotion」が曲のよさとコーラスの美しさで聴ける程度で、前半のエネルギッシュで隙のない完成度に比べるとどうにも凡庸。「Gospel Medley」はいつもライヴで披露していたものだけど、アルバムに入れる必要があったかどうか。まあしかし、前半の完成度だけでも聴き逃すのは勿体無い一作だと言える。

Destiny's Child 「Survivor」(2001)
1.Independent Women Part I 2.Survivor 3.Bootylicious 4.Nasty Girl 5.Fancy 6.Apple Pie A La Mode 7.Sexy Daddy 8.Independent Women Part II 9.Happy Face 10.Emotion 11.Dangerously In Love 12.Brown Eyes 13.The Story Of Beauty 14.Gospel Medley 15.Outro (DC-3) Thank You
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2005年07月04日

Destiny's Child 「Writing's on the Wall」

writing's on the wall現在行われているツアーをもって残念ながら解散してしまうということで、デスチャです。これはまだメンバーがビヨンセ、ケリー、ラタヴィア、ラトーヤの4人だった頃の2nd(翌年頭にラタヴィア、ラトーヤが脱退)。

セルフタイトルの1stは、ティーングループとしては非凡なコーラスワークにこそ耳を引かれはしたけれども、全体的にはオーソドックスで凡庸なR&Bアイドルグループに終わりそうな気配も漂っていた。しかしぐっとクオリティを上げたこの2ndでそんな懸念を払拭、「Bills,Bills,Bills」「Say My Name」の全米1位を含むシングル4曲を全てヒットさせ、TLCとガールズグループの覇権を争うまでに躍進したわけです。ちなみに自分は当時TLC派だったので複雑だったんですが(笑)「Bug a Boo」と「Say My Name」で完全にやられました。TLCもデスチャもどっちも好きだ、と。カレーも食べたいけどラーメンも食べたいぞ、と。よくわからんけど。

本作での躍進には、プロデュースを務めたシェークスピアやロドニー・ジャーキンス、ティンバランドらによるタフなリズムをもったトラックメイキングが寄与しているのはもちろんだけれど、作詞作曲、ボーカルアレンジにおいて積極的にコンポーズに関わったビヨンセのプロデューサー的な資質が開花しているのが大きい。早口で主メロを歌うビヨンセの自在なボーカルとゴスペルチックなコーラスが目まぐるしく出入りしながら絡み合い、リズムとせめぎ合うというスリリングな聴感はデスチャならではであり、これに関してはビヨンセのセンスに由るところが大きいのではないかと思う。

曲のテンポが落ちるほどつまらなくなる、というのはデスチャ唯一にして最大の泣き所だったけれど(この課題は最新作「Destiny Fulfilled」でようやく解消された)、ここではシングルの間を繋ぐ「Confessions」や「Temptation」といったミドルナンバーは上手く決まっている。ただ終盤のバラード攻めはやっぱり眠い(笑)。中盤の「Where'd You Go」は80年代末期あたりの日本のマイナーアイドル歌謡みたいだ。何曲か削っても良かったと思うけど、まあ、アルバムが冗長になるのはこのテの米国アーティストの常ですから、割り切りましょう。

とはいえ、デスチャのアルバムでは一番全体としてまとまった出来なのではないかと思う。「Survivor」の前半のパワーには敵いませんが・・・。たぶん解散したらベスト盤が出るだろうからシングルはそこで全部聴けるかもしれないけど、シングル以外にも「So Good」「Hey Ladies」といったかっこいいアップナンバーが収録されているので、聴いて損はない一枚だと思います。是非どうぞ。ところでラタヴィアとラトーヤは今何してるんですか。

Destiny's Child「Writing's on the Wall」(1999)
1.Intro (The Writing's On The Wall) 2.So Good 3.Bills, Bills, Bills 4.Confessions 5.Bug A Boo 6.Temptation 7.Now That She's Gone 8.Where'd You Go 9.Hey Ladies 10.If You Leave 11.Jumpin, Jumpin 12.Say My Name 13.She Can't Love You 14.Stay 15.Sweet Sixteen 16.Outro (Amazing Grace...Dedicated To Andretta Tillman)
posted by TSUKASA at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月26日

ゲームの記憶:ドラゴンクエストII〜悪霊の神々〜

dq1ドラゴンクエストII〜悪霊の神々〜
1987・エニックス・ファミリーコンピュータ

味方が3人になった!敵も群れを作って襲ってくる!ワールドマップが広い!船に乗って海も旅できる!そんな他愛のないことが、ファミコンでゲームに目覚め、ドラクエでRPGに目覚めたぼくらには全て初めて体験する出来事だったし、そんなことで喜べたぼくらは幸せだった。「パーティ」なんて言葉、知らなかったもんね(威張ってどうする)。マップも、謎解きも、ストーリーも、全てが前作の何倍にもスケールアップして登場した「ドラクエII」。RPGの楽しさ、厳しさ、奥深さ、興奮、そして感動。ぼくにとって「ドラクエII」は、"初体験"の記憶がたっぷり詰まった一作だ。

前作と同じく一人旅でゲームは始まるが、ほどなくサマルトリアの王子が加入(といってもあの頃はここまででも結構長く感じたが)。そして犬になっていたムーンブルクの王女が加わるゲーム序盤は、なんとなくのどかなムード。仲間が一人ずつ増えていくのが嬉しかった。3人揃ってフィールドに出てみたら、それまでのちょっと寂しげなBGMが、マーチ風の軽快な音楽に変わっていたときは妙に感動したものだ。

が、そんなのどかな雰囲気はここまで。本番は、3人の仲間が揃って間もなく、船を手に入れてからだった。とにかくワールドマップが広い広い!海に出てみたら、あら、前作の舞台だったアレフガルドが世界のほんの一部に。そんな広大な世界を船に乗って右往左往。「ドラクエII」といえば船、というほど、大海原を彷徨っている時間が長かった!

船を入手したあとは、世界に散らばった「5つの紋章」を収集することになるのだが、次はどこで何をする、というヒントが世界中に散在しているうえ、今日びのゲームみたいに、「進行に関係ないところには物理的に行けない」なんて優しさもなく(敵の強さで少しは区分されているが)、ほとんどどこへでも行けてしまうために、プレイヤーは自ら世界を駆け回ることによって、能動的にストーリーを進めなければならなかった。それに、「III」以降は行き先をチョチョイと指定できた便利な移動魔法「ルーラ」も、このときは「最後に復活の呪文を聞いた(セーブした)場所にしか戻れない」という仕様。FFのような飛空艇もない。いやでも海で迷子にならなきゃならなかったわけだ(「うみうし」と「しびれくらげ」を何匹倒しただろう!)。

世界のあちこちで情報を集め、どこへ行くべきか、何を手に入れるべきかを把握したはいいが、そのヒントがやたら漠然としていたのもプレイヤーを悩ませた。「〜の北の海」とか「〜の南に」とか、「どこかに〜があるらしい」とか言われても、このだだっ広い海でほんの何マスぶんしかない島とか探すの、至難の業だよ!ザハンや精霊のほこらの場所、太陽の紋章や金の鍵のありか、そして「ドラクエII」の謎といえばこれ、なラゴスの居場所がわからなくて何万ものプレイヤー達が泣いた(たぶん)。しかし、各地に散らばった謎が少しずつ組み合わさって小さなピースになり、さらにそのピースがいくつも集まって1つの絵になっていく楽しさは、現在の一本道RPGでは味わえないものだ。だだっ広い世界をあちらこちらへ彷徨い巡る。それこそがのちの「III」以降にもない、「II」だけの魅力だったと、つい最近リプレイしてみて再確認した次第。今やっても十分楽しめます。

さて、「国民的RPG」「家庭に一本」的なイメージのドラゴンクエストシリーズにあって、例外的に「難易度が高い」といわれるこの「II」だが、その極めつけはなんといってもゲーム終盤に待ち受ける「ロンダルキアの洞窟」だろう。4マスに1つ落とし穴があるフロアや、1つ分かれ道を間違っただけで無限にループする回廊を含む6階層の広大なダンジョンは、マップなしでクリアするにはあまりにも厳しい極悪さ。まさに主人公=プレイヤーに対する試練としか言いようがなかった。

それだけに、命からがら洞窟を抜けたとき、眼前に広がるロンダルキア台地の雪景色の感動といったら・・・。「長いトンネルを抜けると雪国であった」の世界。涙でモニターも滲む。と、そんな感動に浸っている暇もなく、ロンダルキアに出てくる敵がこれまた強いんだこれが。せっかく洞窟を抜けたのに、復活の呪文を聞けるほこらにたどり着けずに全滅、なんて笑えない事態も。とにかく「II」の終盤は厳しかった。

とまあそんなこんなで、誰もが初体験のスケールで展開された「ドラクエII」の冒険物語。長く厳しい旅を乗り越えたプレイヤー達をエンディングで迎えるのは、ドラクエシリーズ屈指の名曲「この道わが旅」。ゲームで初めて、泣きました。その点においても"初体験"だったわけですねぇ。思い出深い一作です。

さて散々書いてきてなんだが、本作最大の難関にして多くのプレイヤーを絶望のどん底に突き落としたのは、ラゴスでもロンダルキアの洞窟でもラスボスでもなく、最大52文字の長〜い復活の呪文だったことは衆目一致するところでありましょう。リプレイするならSFC版もお勧め。ゲームバランスがかなりユルくなっておりますが、さくっとやれるし、広大な世界を旅して回る面白さは損なわれていないから。

posted by TSUKASA at 06:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サッカー:コンフェデ杯 日本×ブラジル

日本 2-2 ブラジルスポーツナビ

興奮が落ち着いたところで、改めてブラジル戦。戦前、主力は温存すると語っていたパレイラ監督でしたが蓋を開けてみればエメルソン、ロッキジュニオール、ジダは引っ込めてきましたが(できれば川口とジダで見たかったなあ)、ロナウジーニョもカカもアドリアーノも出てきました。話が違うじゃないか(笑)。いやでもありがとうッ!おかげでロナウジーニョと加地、カカと福西組長というCG合成のようなマッチアップが見れました。

さて、まあブラジルは明らかに大部分流してましたよ、そりゃ。あっさり先制したあと一旦ギアを緩め、1-1になったらまたひょいとギアを上げて5分ですぐに1-2にされたのを見ても、カカを62分で引っ込めたのを見ても明らかです。ジーコは試合開始直後の加地のゴールがオフサイド判定でなければ3-2で勝っていたと言っていましたがあれが決まっていたらブラジルは3点もしくは4点取っていたでしょう。ま、ともかくブラジルがかなりゆるい試合をしてくれたのは事実(とはいえ何本かフィニッシュを外しまくっていたのは単に悪かっただけと思いますが)。

そりゃそうです。ブラジルにしてみれば日本なんて蚊みたいなもんです。なにせA代表では日本とブラジルは6戦して日本の0勝5敗1分、得点1失点14。しかもうち4戦は日本のホームですし引き分けた4年前のコンフェデ杯は大きくメンバーを落とした偽ブラジルでした。ナメて当然です。むしろロナウジーニョあたりを出してくれたのはジーコへの敬意と配慮かなとも思います。

まあそれでも、引き分けるとは思ってなかったんじゃないかな。っていうか、日本相手に引き分けなんていうのはブラジル国民が許さないと思います(実際、相当批判が巻き起こったらしいし)。2-2になってからの最後の4分間は本気でしたよ。ホームの親善試合ですらまともに試合にならなかった日本が、公式戦でブラジル相手に2点取り、4分間は本気にさせるところまで来た。しかも全く引いて守ることなくドイツ人も興奮する試合を繰り広げ、以前は殴られっ放しだったのが3発殴られる間に1発殴り返すぐらいのところまでは来たわけです。もう、そのことに泣けましたよ…。俊輔の1点目でかなりキていたんですが大黒の2点目は泣けました、まじで。

とはいえ最後の大黒のヘディングが決まっていたら、いまごろ日本サッカーがみる風景は全く変わっていたんですが、そこまでは問屋が卸しませんでした。うーん、そこまで望むのは贅沢か…いやでも勝てるときに勝っておかないとこんなチャンスは滅多に…うーん、悔しいですね。悔しいって思えるところまで来たのが素晴らしいわけですが。

それにしても引き続きキレキレの加地さん。どうしたんでしょうか。あの幻のゴールは、決まっていればジーコジャパン史上最も美しいゴールになっていたでしょう。ダイレクトでパスを7本繋いでゴールですから。ワールドクラスです。俊輔のミドルもワールドクラスでした。前回のフランス戦といいコンフェデは縁がありますね俊輔。大黒のゴールも、あの場所にいたのは運ですが跳ね返りが強かったですからあれをボレーでしっかりミートして枠に入れたというのは技術です。素晴らしい。

終わってみればメキシコ戦をどうにかしていれば、とかギリシャ戦であと2点取っておけば、とかあるわけですがまあ同じGL落ちでも前回とは比べ物にならないほど収穫のあった敗退でしょう。とりあえず、ギリシャやブラジルのように中盤であまりプレスをかけてこず、パスを回させてくれる相手にはある程度やれるというのは分かりました。あれだけ中盤で細かくパスを回して、遅攻で崩すサッカーというのは世界の上位の代表チームを見てもかなりユニークで、時代に逆行しているとも言えるんですが発足時から見てもジーコの目指すのはああいうサッカーなのでしょうし、日本のサッカーとしてそれを選択するなら特徴として伸ばしていけばいいと思います(カウンターサッカーや放り込みサッカーよりそっちのが見てて面白いしね…)。

問題はメキシコ戦や対アジアのように中盤でガツガツプレスをかけられたときに攻め手がなくなること。これは速攻の速さを上げて攻撃に織り交ぜていくなど、オプションを増やしていくことで対応するしかないと思います。オプションという意味では4-4-2で結果を出せたのも収穫の一つですね。というか、今後は4-4-2がベースになるんでしょう多分。

次は韓国で開催される東アジア選手権。韓国、中国、北朝鮮と、いやあ、いろんな意味でやっかいな大会です(笑)。国内組で行くことになると思いますが、大黒の爆発に期待します(新戦力はジーコだから使わないだろうしなぁ…)。
posted by TSUKASA at 05:55| Comment(0) | TrackBack(1) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月22日

サッカー:ワールドユース 日本×モロッコ

日本 0-1 モロッコスポーツナビ

後半ロスタイムに失点、劇的な勝利をモロッコにプレゼントしてしまったわけですが、いやあ完全に勝てた試合だったね。こういうのが一番もったいない。

前半立ち上がり10分ほどは開始早々スパートをかけてきたモロッコに主導権を握られ、ややバタバタしてしまったものの、その後前半終了までは日本のペース。この時間帯はGL3試合よりもいいサッカーが出来ていたと思います(対照的に平山がまったく消えていたのを除いて)。モロッコにも何度か危ないシーンを作られますが、先日のギリシャ戦のどこかのA代表を彷彿とさせるフィニッシュの悪さに助けられました。ちょっと親近感沸いたな(笑)。

しかし日本もペースを握りながらフィニッシュもしくはその前のプレーが甘く、先取点を奪えません。特にカレンは二度シュートをポストに当ててしまいました。呪われているとしか言いようがない・・・。どちらかが決まっていれば勝っていたような気がします。

後半はモロッコが前半の立ち上がりほどでないにせよやや勢いを吹き返し(特に左サイドのヤジュールは危険でした)、同時に日本は前半で早くも攻め手を失った感じでペースダウン。拮抗したゲームになってきます。ボールを持っても明らかに前半と比べて攻めあぐねている印象の日本。選手交代がカギだな、と思いはじめたところで後半15分家永OUT前田IN。さらに27分水野OUT兵藤IN。これが全くもって謎采配でした。

家永も水野もこの試合では終始相手の嫌がるプレーをして日本のサッカーを活性化させていました。相手にしてみれば交代してくれて助かったといったところではないでしょうか。前田は良かったですがFW同士の交代で良かったと思いますし、兵藤に至っては調子が落ちていることをわかっていながら何故水野を下げてまで投入したのかまったくもって謎です。この段階で森本を投入すべきだったと思います。水野OUT兵藤INで点の入る気配が全く消えました。0-0で延長戦の気配が濃厚になってきたところ、ロスタイムに集中力が切れて失点。ここでようやく森本を投入、最後の猛攻を仕掛け平山とカレンが惜しいシュートを放ちますが時既に遅し。GLでもそうでしたが尻に火がつくのが遅すぎます。

結局2年間の集大成となったこの大会にあっても、どこか歯車が噛みあわないままで終わってしまった感があります。前も書いたけどもっとポテンシャルはあると思うんだよなあ。平山と兵藤にこだわってきた結果かな、と思います。それと山本監督のときも思ったけれど、日本人監督で結果を出すにはやはり日本はまだまだ歴史が浅いのでは、という気が・・・。とりあえず、このチームに関してはもう大熊監督はいいのではないかと思います。なんか負け方が釈然としないんですよ・・・。

さて、A代表はブラジル戦。ロナウジーニョもカカも温存だそうな。うわーん、加地さんとロナウジーニョのマッチアップが見られないなんて!こうなったらアトランタのときと同じく川口の確変とジダのチョンボに期待しよう。あれから9年かあ・・・。リメンバー前園!
posted by TSUKASA at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月20日

サッカー:コンフェデ杯 日本×ギリシャ

日本 1-0 ギリシャスポーツナビ

加 地 さ ん 覚 醒

というのはいいとして、か、勝ったッ!よくやった!小泉首相じゃないが、か、感動した!

ギリシャの出来がめっさ酷かった(去年のユーロの粘着マンマークは何処へ?ゆるゆるやったぞ)のは前提になるんですけど、それでもよくやりました。はっきり言ってアジアカップよりも先日の北朝鮮戦よりも痺れたし興奮しました。今までのジーコジャパンは、結果はカタルシスティックだけど内容はどうも・・・っていうのが多かったからねぇ。で、何よりも結果が求められるアジアでの戦いにおいてはそれでよかったわけですが。ここから1年は来年のドイツで結果を出せるための内容が大事になる。そういう意味でこの試合の内容と結果は収穫でした。

立ち上がりから欧州王者のギリシャと互角以上の攻防!加地さんが躍動!という実に楽しい前半でしたがゴールだけが遠い遠い・・・。何度玉田と柳沢が決定的チャンスを作っては外したことか。こりゃいつもの後半に1点入れられて健闘しつつも0-1で惜敗する日本の負けパターンだなと思いました。あまりにもギリシャがゆるいのでこれは後半に勝負決めにくるのかな、とも思いましたし。

しかし後半に入ってもギリシャの出来は上がってこない。むしろ日本が圧倒し始める。メキシコ戦ではやや乱れた守備もいい。さすがにハイクロスに関してはほとんど先に頭で触られるものの、きっちり体を当てにいって防いでいる。真ん中のゾーンでボールを持った相手に対してはしっかり囲んで連動した組織で守る。そしてボールを奪うや日本らしからぬカウンターが何度も決まってギリシャDFラインの裏を突きまくる。FWに二列目が絡み、バランスを見ながらボランチの中田英と福西も上がって積極的に攻撃に絡んでいく・・・まさに日本の理想型。こ、これだ、これだよチミ!というサッカーを見せてくれました。ま、繰り返しになるけどギリシャがあまりにゆるゆるすぎたというのもあるけれども。

しかし、しかし、それでもゴールは決まらない・・・。内容がいいだけに、これは絶対勝ちたい、結果が欲しい、勝ちてぇえぇ!ともどかしさが臨界点に達したところで大黒のゴール。いやぁ叫びましたね。その後はさすがに集中が緩んできたか守備でまずいプレーなどもあり危なかったですが、日本にここまでやられてすっかり抜け殻になったかギリシャの粗い攻めにも助けられ1-0でフィニッシュ。いやぁギリシャさん、これで意気消沈せずW杯予選頑張ってください。

さてこの試合の収穫はまずもちろん勝ったということ。たとえGL落ちでも1勝もできずに帰るのとでは全くわけが違うでしょう。もう1つは本人達にも苦手意識のあった4-4-2が機能したということ。さらには、最大の懸念だった"W杯出場を決めて、さてジーコはちゃんとW杯へ向けて内容を積み上げていく方向へ向かえるのかどうか"という疑念に安心できる答えが出たような気がすること。少なくともホームのバーレーン戦あたりから、先発起用やフォーメーション、選手交代がかなり的確だと思います。4-4-2や3-6-1はオプションとして育てる必要はあるだろうし、昨日も遠藤を入れたときにてっきり中田英を一列上げるのかと思ったら、そのまま小笠原の位置に入れて驚きましたが、オプションとしてはありかなとも思いましたし。中田英は、いまのところ日本のバイオリズムを大きく左右するボランチに置くのが最も良策かなと思いますし。こうした試行錯誤や試みは今のうちにやっておいたほうがいいです。

課題は言うまでもなく、毎度おなじみ決定力でしょうね。ギリシャ、しかも出来の悪いギリシャだから勝てましたが普通はあれだけ外しまくっていたら勝てるものではありません。アジア相手だったら相手のミスのおかげで勝てたりしますが強国相手では期待できません。チャンスはあるうちに決めないと。それにあと2点取っておけば次のブラジル戦、なんとか引き分ければGL突破できたのに勝たなければならない状況になってしまいましたから(ま、この勝利である程度収穫はあったからGL落ちでも全く文句はないけどね)。

で、ブラジル戦なんですが、ブラジルがメキシコに負けた(ボルヘッティ元気やなぁ・・・)ためにメキシコが勝ち点6でGL突破決定、ブラジルと日本が勝ち点3で並びました。つまりガチです。マジのブラジルです。見せブラじゃなくてマジブラです。ここまでガチな状況でフル代表のブラジルと試合することは滅多にないでしょう。見ものです。加地さんとロナウジーニョのガチのマッチアップ!いやあ萌えるなおい。必死な形相で食らいつきつつも鮮やかにひょいひょい抜かれまくる加地さん。萌える。何点ぐらい取られるだろ。5点ぐらい取られちゃうかしら。何点取られてもいいから流れの中で1点決めてほしいですね。そしたら震えるな。3点で食い止めれば及第点でしょう。で1点決めれたらよくやった、と。いやあ楽しみ。今更ながらアジアカップ勝っといてよかった・・・。
posted by TSUKASA at 14:02| Comment(0) | TrackBack(1) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月19日

サッカー:ワールドユース 日本GL突破

日本 1-1 ベナンスポーツナビ
日本 1-1 オーストラリアスポーツナビ

2試合とも先制されて追いつく形になりましたが、内容的には追いついただけ良かったという内容。拮抗し得てはいるものの攻め手がなく、攻撃にダイナミズムと決定力が欲しいところでした。

日本は3戦して2分1敗の勝ち点2に終わりましたが、オランダが全勝してそれ以外の3チームの試合が全て1-1に終わったため、結局オランダ相手に唯一点を取った日本が得失点差と得点数の関係でグループ2位になり、なんとも珍しいケースでのGL突破と相成りました。そう考えると平山のオランダ戦のゴールはとてつもなく大きかった・・・。

3戦とも、個人技と攻撃のダイナミズムという点で相手より見劣りしてしまうのは否めませんでした。引き分けただけマシ、という内容。しかしこのチーム、覚醒したら・・・どこかの歯車がガチッと合えばかなり強いサッカーが出来るのではないかと私は踏んでいます。それは大熊監督のオーガナイズに拠るところも大きいのですが・・・。いまいちこう、ポテンシャルが全て発揮されているようには思えないのですね。ともあれ、幸運にもあと1試合世界相手にゲームが出来ることになったのですから、将来に期待の持てる試合をしていただきたいです。何せこの世代が恐ろしい北京五輪を戦うんですからね・・・。
posted by TSUKASA at 18:53| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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